2021年6月24日(木)~25日(金)に、トルコ・アンカラ大学歯学部とInternational Turkish Japanese Dentistry Congress (2nd Ankara-Osaka University Dental Workshop)をオンラインで開催しました。
 1995年の部局間学術交流協定の締結以来、アンカラ大学歯学部とは、今日まで約26年間にわたって部局間での親交を深めてきました。今回のコングレスは、両校のこれまでの学術的および人的交流をもとに、さらなる関係深化と両国の歯学研究・歯科医学の発展を目的として開催されました。
 コングレス冒頭のオープニングセッションでは、アンカラ大学歯学部長 Prof. Kaan Orhanと今里 聡歯学研究科長の開会挨拶に続いて、大阪大学西尾章治郎総長からのご挨拶およびアンカラ大学学長 Prof. Necdet Unuvarからのご挨拶があり、その後、基礎から臨床にわたる幅広い分野/領域での数多くの講演と討論が2日間にわたり行われました。当研究科からは世界的に活躍する11名の教員が講演を行いましたが、いずれのセッションでも当研究科における最先端の研究内容に多くの反響があり、活発な意見交換がなされました。また、2日目には、「コロナ禍での学生生活について」というテーマでの両大学の学生によるセッションも組まれ、当歯学部の6年生2名が素晴らしい講演を行いました。このセッションでは、大阪大学とアンカラ大学での教育の現状について参加者の間で情報共有することができ、ポストコロナ時代の歯学教育のあり方を考える非常に良い機会となりました。
 今回のコングレスは、いずれのセッションにおいても100名以上が参加する大盛況のイベントとなりました。今後、両大学の絆がさらに深まり、日土間での国際共同研究のさらなる進展が期待されます。

オープニングセッションにおける西尾総長によるご挨拶
学術プログラムの様子