2021 年7 月19日(月)および20日(火)の2日間、5か国6大学の歯学部学生が参加したオンラインでの国際交流イベントを開催しました。大阪大学歯学部では国際交流活動の一環として、毎年、海外の歯学部学生を短期間受け入れ、大阪大学歯学部附属病院での診療見学や講義を中心としたISW(International Student Week)と呼ばれる研修を行ってきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、海外の学生を受け入れることが依然として困難な為、昨年度に引き続き、ISWのオンライン版を実施しました。
タイのチェンマイ大学、インドネシアのガジャマダ大学、台湾の国立台湾大学、韓国の慶熙大学校、釜山大学校、そして大阪大学から総勢130名以上の歯学部生が参加しました。
初日は、今里 聡歯学部長による挨拶から始まり、歯学部附属病院の3つの診療科のバーチャル見学、そして歯周組織再生医療についての講義が行われました。2日目には、歯科医療への人工知能の応用に関する講義と歯科保存学分野の症例ディスカッションが実施され、両日とも参加学生から積極的に質問が寄せられる等、多くの反響がありました。2日目最後の学生交流会は、大阪大学歯学部生が企画・進行を担当し、各参加大学の学生による学校紹介やグループディスカッションが和やかな雰囲気の中で進められ、すべてのプログラムが盛況のうちに終了しました。
コロナ渦において、従来の国際交流を実施することが難しい中、大阪大学歯学部では、今後もこのような取り組みを積極的に行い、国際交流の維持・発展につなげていきたいと考えています。
